母屋の建物は昭和55年。お隣の事務所は平成元年。母親の家は昭和54年。 大きいけれど、全て小さい部屋に分かれていて使い勝手が悪い家でした。小さい部屋がいくつもあったので、家に来た人が家の中で迷ったり、みんなが集まる部屋が無かったんですね。またとにかく寒かったので、「昔の家は顔が凍りつくようだった」と最近言われました。キッチンなど水回りは北側の日当たりの悪いところにあり、どうして私は一日中このようなところにいなくちゃいけないのかとずっと思っていました。

平成17年に仕事を辞めた頃から考え出しましたから、10年くらい前です。諏訪はもちろん松本や上田などにも出向き、講習会や各地のありとあらゆる建築屋さんに出向きお話しを伺っていました。新築か建て直しかは随分迷いました。主人は『建て直しはぜったいにいやだ』『寒いままの家でも良い』『大工さんに作ってもらった床の間に愛着がある』 私はとにかく暖かい暮らしがしたかった。年取ってから寒い暮らしは辛いと思っていました。踏み出したきっかけは、これ以上たつと元気と気力がなくなると思い、元気なうちにやった方が良いし、消費税も上がりそうでしたし。

様々な建築業者さんからお話しを聞いておりましたけれど、どこかには決めかねていました頃、娘の会社の同僚がホームライトさんで建てたとかというような口コミから意識するようになりました。ただホームページなどを見ても光熱費0円とか『ありえないなあ』とか思ってました。でも一度相談に出かけようと思って様々な問いかけをしたところ、小川社長が実に的確な返答をしていただいたのがきっかけですね。

それはもちろん安いに越したことはないけれど、各社の見積もりを取っていたので、これくらいはかかるだろうなという予備知識があったので、納得しました。

住むところが暖くって使い勝手が良くなるのはとても価値があると思いますね。寒い家にはもう二度と暮らせないですね。以前はあまりにも寒くってお風呂に入りたくなかったんだけど、今はお風呂もトイレも暖かなのですごく楽です。突然お風呂で倒れたりしないでしょう。（笑） 庭に面した部屋は、昔はほとんど使わない二部屋に分かれた和室だったのですが、広々としたリビング・ダイニングに生まれ変わり、始めてみんなが集まる場所ができました。泊まってもらう適当な部屋も無かったのですけれど、リビングの仕切りもしっかりとしたものをつけ、締め切ることも可能なのでゆっくり泊まってもらえます。また掃除が随分楽になりました。今まではコタツをあげたり、まずはいろんなものを片付けてからだったので少し掃除するのも大変でした。お風呂も人造大理石のおかげで掃除が楽です。ストーブに灯油を入れなくても良いし、凍結防止帯も無いし、結露も無いし、メンテは全体を通して楽になりました。もう面倒なことが無いのです。そしてなにより、キッチンから庭の変化が毎日見れるようになったのがとても嬉しいことです。このロケーションは贅沢な感じです。床の素材を濃い色のアカシアにしたのも大正解でした。とっても豪華な感じがして気に入ってます。リビングのサッシも大きいものにしていただき庭が綺麗に見渡せます。素敵な家に生まれ変わりました。

先日改めてまとめてみたら以前の家の光熱費と「エッ！こんなに違っていたの」と驚きました。年間17万円も安くなっているのです。月々にするとそんなに実感はないのですが、年間だとこんなに違うのかと改めて感じました。灯油の心配が無くなったのもすごく楽なことです。以前はストーブも各部屋にあり、その数は夥しい数でした。そのストーブも3〜4年すると必ず壊れていくのでそれだけでも随分費用がかかりました。その出費も大変だったのです。オール電化だと火災の心配も無く、ストーブの火始末の心配も無い。使い勝手もすごく良くなりました。あと水道料もすごく下がりました。

最近は、富士見も暑いのですが、朝起きた時一時間ほど涼しい空気を入れ、あとは締め切って暮らしています。たまに本当に暑い時だけエアコンを回すようにしています。すごく快適です。お客さんには『家に入ったとたん、涼しくて銀行みたい』とか言われます。

しっかりと研究や勉強をしたり、いろんな専門家の方の意見を聞いたりすることが大事だと思います。そうする事によって無駄な予算をかけずにすみます。予算と相談しながら何がしたいのかしっかりと見極める事が大事だと思います。ぜひ元気なうちに決断して下さい。