以前は寒くって寒くって仕方がなかったね。玄関で練炭を炊いてお湯を沸かしその蒸気で暖めていたりしてたね。練炭の匂いが２Fにも上がっていってたよ。冬になると水道は凍ることがあって困った。水が出ないのには本当に苦労した。それに雨漏りもするようになってしまって。特に１Fは寒くって寒くってよくあれで生活していたなと思うよ。サッシにも風除けのビニールを貼り付けていたりしてね。

引越しがなきゃ全部壊して新築も考えたけど、引越しの手間を考えるとこの歳になると無理ですねえ。半年ほど仮住まいの期間が必要だし。この家は、鉄骨を壊さなきゃいけないので手間もかかるし、時間もかかるし、お金もかかる。壊すだけで300万円くらいかかると言うことだったし、それなら２Fに住みながら１Fをリフォームしてもらったほうがいいと思いました。

息子の家族が子供もできたし、将来一緒に住むという、二世帯住宅も想定に入れてね。誰かが継がなきゃならないし。親が最善のことをやって子供に渡す。そういったことだと思う。

年取ると暖かいのが一番だねえ。朝起きた時が本当に楽なんだよ。仕事から帰ってきても家の中が暖かくて楽だしね。冬場も朝方一時間ほどエアコンをかけるだけで快適だね。灯油を入れる手間も無くなったし。以前は風呂も廊下もトイレも寒かったけど今は全てが快適だよ。脱衣場を広く作ってもらって使い勝手がとてもいいし、収納スペースもたくさん作ってもらったのでとても嬉しいですね。1Fのダイニングも広々と素敵に作ってくれたのでとても住み心地がいいねえ。凍結防止帯も使わずにすむのでメンテナンスも楽だしね。箕輪の親戚が泊まりに来た時に、『この家はぐっすりといつまでも寝てられるよ』と言ってました。暖かいし、静かだしということだそうです。そういえば新しい家は全く外の音が入ってきませんね。あと夏も快適ですよ。閉めていれば部屋の中が暑くならなくて。安曇野のお母さんが夏に遊びに来た時も『どうしてこんなに涼しいの？』と驚いてました。

電気料金は冬場で月約2万円弱です。以前は灯油代が一ヶ月で3万円以上かかりプラスしてガス料金も必要だったけど、今はこれらが必要無くなったのではるかに安上がりになってますね。以前はそれぞれの部屋にストーブが必要でしたね。コスト面でも楽になったという実感はあります。