この時期、ホラー特番や心霊特番がやらずにとてもつまらない。
寒い時期に、ヒヤッとするような映像は需要がないのだろうか。
うちのような会社で作る高気密高断熱住宅にお住まいの方ならきっとそういったものを欲しているだろうに。だがやらないものは仕方がない。
そんな私は最近恐ろしい目に遭った。
夜、洗面台で歯を磨いているときだった。
何者かの気配を感じハッと振り返る。しかし誰もいない。
鏡の方を向きなおすと、なぜか背後から意味不明な声が聞こえる。
また振り返るが、いない。まさか、下を向くと、いた!小さな人型が這いつくばっている!
私は悲鳴を上げた。
だが、だが、よく見ると赤ん坊だ。落ち着け。
間違いない、よく見ればうちの息子だ。眼鏡をはずしていたのも災いしたようだ。
一気に上がった心拍も治まり、息子を抱き上げ考察をする。
この恐怖はどこかで感じたことがあるような。
ホラー映画などで、振り返っても誰もいないが、ハッと足元を見るといるというパターンのやつだ。そして、意味不明な声が更に恐怖を募らせる。
ハイハイを始めたばかりの息子は起毛のパジャマを着ていて、動く音が本当に聞こえないし、大人がふと振り返ったときの視界にはいない。足元だ。そして、言いたいことを声に出しているのだろうがまだ言葉にはなっていない。
興味深い共通点を発見した私は誰かに言いたくて仕方ない。
先日お越し頂いた、目のぱっちりしたかわいいお嬢さん(7か月とのこと)を連れたお客様につい話してしまった。
普段はちゃんと仕事しています。おすすめのホラー映画は「黒い家」の、営業篠原でした。